LVMH と F1 が10年間のブランドパートナーシップを締結
F1と〈Louis Vuitton〉「Moët Hennessy」〈TAG Heuer〉などとのコラボレーションを計画中
F1(フォーミュラ1)が2025年で75周年を迎えるにあたり、「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」と10年間のパートナーシップ契約を締結したと発表された。
ラグジュアリー界の世界的リーダーである「LVMH」とモータースポーツ界の最高峰との前代未聞の契約は、スポーツとエンターテインメントの架け橋として、F1の人気やファッションなどのカルチャーとの関連性をさらに強化していくことを目的としたものだという。このパートナーシップは2025年より開始され、同年初頭に詳細が発表される。現時点では具体的な内容は明らかになっていないものの、〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉や「Moët Hennessy(モエ ヘネシー)」、〈TAG Heuer(タグ・ホイヤー)〉といった「LVMH」を代表するブランドとF1のコラボレーションが企画されているようだ。
F1の運営を担う「Formula One Group(フォーミュラワン・グループ)」を傘下にもつ「Liberty Media(リバティ・メディア)」社長兼CEOのグレッグ・マフェイ(Greg Maffei)は、「LVMH」とのパートナーシップについて以下のようなコメントを発表。「LVMHとF1は、Liberty Mediaアの中核をなす価値観である創造性と革新性の限界を常に押し広げる、2つの世界的ブランドです。昨年のラスベガス・グランプリでLVMHのメゾンのひとつと協力できたことに感激し、今回グローバル・パートナーとなったことで彼らとの関係を拡大することができました。商業的な取り決めを拡大する機会は、ビジネスがそのプラットフォームを成長させ続ける中で、私たちがF1に対して抱いているビジョンを象徴するものです。今後数年間、ベルナールとフレデリック・アルノーと協力していくことを楽しみにしています」。
また、「LVMH」グループの会長兼CEOを務めるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)も今回の発表に際し「人材、卓越性の追求、革新への情熱が、私たちのメゾンとF1の活動の中心にあります。モータースポーツにおいても、ファッションや時計製造、ワインやスピリッツと同様、成功への道筋は細部に至るまで重要です。私たちの工房でも、世界中のサーキットでも、限界を打ち破ろうとする絶え間ない探究心が私たちのビジョンを鼓舞しているのです」との声明を公開した。